もうすぐ2024年パリオリンピックが始まりますね。
開会式や閉会式、また競技の中でも、国旗がたくさん出てきます。興味を持つお子さんもおられるかもしれません。
3歳の長女は、国旗のリングカードをきっかけに、3歳3か月~3歳9か月の約半年間で、100か国近く覚えていました。
国旗のリングカードのかわいい色とデザインに惹かれ、興味津々に眺めているうちに覚えたようです。
覚えるように強制したことはありませんが、国旗に興味を持ち始めてからは「国旗を覚えたくなる環境づくり」には力を入れました。
国旗を覚えて何の役に立つの?私も以前はそう思っていましたが、思った以上にメリットが多かったです。
国旗を覚えるというと難しそうなイメージですが、大人が思っている以上に子どもの記憶力はすごいです。なんの特殊な能力も持っていないごく普通の3歳児でも覚えられたので、国旗に興味を持っているお子さんは今がチャンスかもしれません。
国旗を覚えるためにやってみてよかった方法や、覚えるために使って良かった国旗のおすすめグッズをご紹介します。国旗を楽しく覚えてみませんか?世界が広がります。
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この記事でご紹介している国旗を覚えるおすすめのおもちゃと絵本はこちらです。
3歳が国旗を覚えた方法とおすすめグッズ
3歳が国旗を覚えるためにやったことをご紹介します。
国旗のリングカードで遊ぶ
きっかけは、親戚からリングカード・国旗というリングカード式の国旗カードをもらったことでした。
国旗というものをよくわかっていませんでしたが、色鮮やかなカードにとても興味を持っていました。小学生のいとこがカードをめくりながら「アメリカ!」「イギリス」と言っているのを見て、隣で真似していました。
その後も、カードを持ってきては「これは(なに)?」とめくりながら聞いているうちに、少しづつ覚えていました。特に覚えるよう強制したことはなく、ごく自然にという感じでした。
国旗カードは色鮮やかでかわいいデザインなので、小さな子でも興味を持ちやすいです。
裏面には、国名と場所が書いてあります。3歳長女はまだカタカナが読めないので、親のサポートが必要ですが、カタカナを読める子なら自分でカードをめくって答えを知ることができます。
はじめは、興味のあるもの、すでに覚えたものを15枚くらいリングにとじて、あとはしまっていました。15枚すべて覚え、すらすら言えるようになったら、新しいカードを追加していきました。新しいカードは、子どもが自分で選んでいました。全部で47か国あります。
新しいカードを追加する際は、知らない国旗ばかりだとやる気をなくすので、必ず知っている国旗も交えながら、カードを混ぜ、リングにとじるのがおすすめです。
大きい国旗カードはすべて覚えたので、さらに追加でリングカード・せかいじゅうのこっきも購入。世界中の国旗、198か国あります。
大きい国旗カードと同じ構造で、表面に国旗の絵、裏面に国名と場所が書いてあります。
大きさは、大きい国旗カードの半分位なので、持ち運びにも便利です。500ミリのペットボトルと比べるとこれくらいの大きさです。3歳の子どもでもめくりやすそうです。
大きいリングカード
小さめの全世界のリングカード(198か国)
国旗付き世界地図を貼る
国旗付きの世界地図をリビングの、子どもから良く見える位置に貼りました。
国旗付き世界地図、はじめはダイソーの100円の物を使っていたのですが、1歳次女がビリビリに破いていまして、新たに公文の世界地図を購入しました。
くもんの世界地図は、破れにくい紙質なので、丈夫!ツルツルした素材なので少し濡れる程度なら、拭き取れます。小さいお子さんがおられるお家でも安心です。
リングカードで国を当てたら、次は世界地図で「どこにある?」と場所を確認しています。ニュースなどで国旗が出てきたときには、地図を見に行って、国旗を指さしているので、世界地図は貼ってよかったなと思っています。
国旗の絵本を読む
国旗の絵本、たくさんありますよね。
3歳でも分かりやすく、読めたのは『国旗の絵本』です。
国旗のリングカードと同じ戸田デザイン研究所が出版しています。1ページに1つずつ、国旗が大きく描いてあるので、3歳児でも分かりやすいです。次の章でご紹介する国旗の塗り絵をする時も、この絵本を見ながら塗っています。
もう1冊は、『なるほど国旗のお話絵本』です。
国旗ができた由来が書かれており、大人が読んでも勉強になります。
3歳だとよくわかっていない部分も多いですが、イラストが多いので楽しく一緒に読んでいます。
国旗の塗り絵をする
3歳の長女、塗り絵ブームがきておりまして、塗り絵が大好き。
国旗の塗り絵を無料で配布しているサイトがあります。コンビニで印刷できるので、印刷代だけで楽しめます。
色は『国旗の絵本』で調べるほか、外務省の公式サイト内にあるキッズ外務省のサイトに世界の国旗が調べられるページがあります。エリアで選べぶ以外にも、デザイン(横分割、縦分割、対角など)でも選べるので、とても参考になります。
国旗の塗り絵の無料ダウンロードはこちらからご自由にどうぞ!
街中やテレビで国旗を見つけたら、クイズをする
意外に街中に国旗たくさんあります。
インド料理やネパール料理、フランス料理、イタリア料理などのお店によく飾ってあります。また、銀行の前に貼ってあるポスター(為替系かな?)にも国旗がたくさん載っています。
国旗を見つけると、走っていて、「○○!」と指さしています。
知っている国旗を見つけると嬉しいようです。
テレビでもニュースなどに国旗はよく出てきます。これからオリンピックなので、さらに国旗を楽しめそうです。
国旗を覚えるメリット
国旗を覚えることはたくさんのメリットがあります。
脳のトレーニング、覚え方の練習になる
国旗を覚えることで、脳のトレーニングになります。
似たような色の国旗や、聞いたことないような長い名前の国旗(「ボスニアヘルツェゴビナ」「アンティグアバーブーダ」)など大人が覚えようとすると大変な国旗がたくさんあります。
そんな国旗でも子どもはすんなり覚えていきます。驚いたのが、ニュージーランドとオーストラリアの国旗を間違えてばかりいた私に3歳が「星が赤いのがニュージーランドだよ」と言っていたことです。
子どもなりに系統立てて覚えているようでした。
子どもの方が覚えるのが早いです。私は、なかなか覚えられず、子どもに教わっています(笑)
頭の柔らかい何でも吸収するスポンジのような時期に「覚える経験」を積んでいると、学校に入った時に、自分オリジナルの「覚え方」のようなものが身についているので、他の学習も覚えていきやすくなります。
世界に興味が持てる
街中で国旗を見かけたり、テレビのニュースで国旗が出てきたりすると、関心を持って見ています。
国旗に関心を持つようになってから、「世界」にも興味を持つようになってきました。
街中にあるインド料理やさんの国旗を見て、「カレーが有名なんだね」と学んだり、中国から黄砂が飛んできているとニュースでやっているのを見て「ここから来るんだね」と世界地図で一緒に見たりしています。
2024年は7月からオリンピックも始まるので、国旗を覚えているとより楽しめそうです。
会話のきっかけになる
街中で国旗を見つけた時に「○○だ」と言っているのを聞いて、年配の方が「良く知ってるんね~」と声をかけてくださりました。そこから、昔、海外に住んでいた話などをしてくれました。国旗が会話のきっかけになりました。
また、家族の中でも、国旗はコミュニケーションのきっかけになることがあります。
「これはどこの国旗?」と長女に聞かれるので、私や夫も覚えるようになりました。それまで私は10か国分かるか(しかも定かではない)くらいしか知りませんでしたが、長女と一緒に国旗を覚えていくと、国旗を見つけると嬉しくなるように。
テレビなどで国旗が出てくると、家族で「どこの国旗かな?」とクイズをして楽しんでいます。
覚えたことが自信につながる
知っている旗を見かけて、「○○の国旗だ」という時の子どもは得意げで自信に満ち溢れた表情をしています。
「知っていること」「できること」が増えると自信につながっていきます。そこから、もっと知りたいと自分で調べてみたり、全く違う分野のことでも学びたいと思ったりと、自分で自ら学んでいく力も身に付きます。
国旗を覚えることは、国旗の名前を知ること以上に、たくさんメリットがあります。
国旗を楽しく覚えよう
今年はもうすぐオリンピックも始まります。ぜひ、ご家族で国旗遊びを楽しんでください。