子どもにはできたら運動神経が良くなって欲しいですよね。
「でも運動神経は遺伝で決まっているから、しょうがない」と諦めている方もおられるかもしれません。
運動神経は遺伝による影響よりも、幼児期にどれだけ体を動かして遊んだ経験があるかによって変わってきます。
公園で体を動かして遊ぶのが1番!でも、毎日公園は大変だし、天候や、親兄弟の体調によっては、連れていけない日もありますよね。かといって、体操教室やスポーツ教室に小さいうちから通うのも難しい方も多いと思います。
おうちの中で体を動かして遊ぶおもちゃがあれば、外に出られない日でも、遊びながら運動ができます。
私は大学時代に4年間、幼児クラスと小学校低学年クラスのスポーツ指導員をしておりました。
スポーツ指導の経験から、自分の子どもにも運動神経が良くなって欲しいと思い、色んな体を動かすおもちゃを試しました。
実際に試してみて本当に良かったものを厳選して、1、2歳頃~おすすめの運動神経を伸ばすおもちゃと運動神経を伸ばす方法をご紹介します。
室内で遊べる運動神経をのばすおもちゃはこちらです。クリックで気になるところに飛べます。
まずは試してみたい!という方はレンタルがおすすめ。
運動神経を伸ばすおもちゃ7選
室内ジャングルジム
何歳から遊べる? | 1歳頃~ |
特徴 | 全身運動ができる |
身につく力 | 体の動かし方、体幹、バランス感覚 |
1番のおすすめは室内ジャングルジムです。室内ジャングルジムは、体全体を動かして遊ぶので、バランスよく運動神経を伸ばすことができますよ。
ジャングルジムに上ったり下りたりすることで、体の動かし方が分かるようになります。すべり台をすべったり、のぼったりすることで、「体のバランスをとる動き」が身に付き、バランス感覚や体幹を鍛えることもできる万能な遊具です。
ブランコ付きのジャングルジムは付属の専用道具で取り外して、鉄棒に変えることができるものが多いです!
文部科学省の「幼児運動指針」の中で、鉄棒は全身運動を経験できる重要な遊びと位置付けられています。子どもは鉄棒を通して、ぶら下がる、立つ、回るなどの「体のバランスをとる動き」や跳ぶ、登る、下りるなどの「体を移動する動き」を遊びながら身に着けることができます。
家という長い時間いる環境に、ジャングルジムがあることで、身体を動かす機会が増えます。小さいうちから、家のジャングルジムで遊んでいると、自然に体の動かし方が身についているので、公園のすべり台やブランコ、ジャングルジムでも恐怖心がなく、遊ぶことができます。
全身バランスよく運動神経を伸ばすことができる最高の体を動かすおもちゃです。
置き場所がいるのが難点ですが、運動神経を伸ばしたいお子さんにぜひおすすめです。
トランポリン
何歳から? | 2歳頃~ |
特徴 | 運動量が多い |
身につく力 | 体力、脚力、体幹 |
トランポリンダイエットというダイエット方法があるように、トランポリンは運動量がすごい運動器具です。
トランポリンをすることで、まず体力がつきます。
また、トランポリンは体幹やバランス感覚といった運動能力の基礎になる部分を身に着けることができます。
垂直に跳んだり、水平に跳んだりすることで「体を移動する動き」を、不安定なマットの上に立ったり、バランスを崩した後に起きたりすることで「バランスをとる動き」が自然とできるようになります。
ジャングルジムよりは、置き場所も取らないので、手軽に運動神経を伸ばしたい方におすすめです。
公園に行けない日の体力発散グッズとしても役立ちますよ。
ロッキングストライダー
何歳から? | つかまり立ち頃~ |
特徴 | 台を外すとストライダーになる |
身につく力 | バランス感覚、体幹 |
ロッキングストライダーは、ストライダー+ロッキングベース(台)がセットになった、木馬のようにゆらゆら揺らして遊ぶ乗り物です。つかまり立ちができる位になったら、遊べます。
1歳半頃以降は、台を外してストライダーとして遊べるので、低年齢から長く遊べます。
ロッキングストライダーは、体幹やバランス感覚を鍛えることができます。また、乗り物を自分の力でコントロールする力の基礎も身に付きます。
ストライダーに乗っていると自転車に乗れるようになるのが、すごく早いです!
長く遊べる乗り物系のおもちゃをお探しの方におすすめです。
室内バイク
何歳から | 1歳頃~ |
特徴 | 安定感があり、自分で蹴って前に進める |
身につく力 | 脚力、乗り物をコントロールする力 |
室内で使える三輪車型の乗り物もあります。ペダルはなく、足で蹴って遊ぶので、1人でしっかり歩けるようになる頃から遊べます。
三輪車型とキックバイク型(ストライダーなど)どちらがいいか、迷う方も多いと思います。両方で遊んで育った我が家の子ども達の経験から、
- バランス感覚や体幹を鍛えたい、自転車に早く乗れるようになりたい方→ストライダー
- 脚力や体力をつけたい→三輪車型
がおすすめです。
バランスストーン
何歳から | 2歳頃~ |
特徴 | 大小あるのでレベルを変えられる |
身につく力 | 体幹、バランス感覚、集中力、創造性 |
バランスストーンは、色んな大きさのストーンの上に乗ったり、歩いたり、飛び乗ったりして遊びます。
川や池などにある飛び石を跳ぶような感覚で遊ぶことが出きます。ストーンは大きさや高さが違うので、レベルに合わせて、長く楽しめます。
平衡感覚や体幹、集中力をつけることができます。自分でストーンを動かし、ルートを作れるので、想像力や創作力をつけることもできますよ。
全部重ねて収納できるので、コンパクトです。室内遊具で家のスペースを取りたくない方にもおすすめです。
平均台
何歳から | 1歳頃~ |
特徴 | レイアウトを変えられる |
身につく力 | 体幹、バランス感覚、集中力、創造性 |
平均台は、不安定な足場を歩くので「体のバランスをとる動き」「体を移動する動き」などが身に付きます。体幹や平衡感覚を育てるだけでなく、集中力も身に付きます。
RiZKiZ(リズキズ)の平均台は、歩く部分が凸凹しているので、足の裏の刺激にもなります。また、自分でレイアウトを考えることができるので、想像力も身に付きますよ。
バラバラになるので、コンパクトに収納できます。
バランスストーンは1歳代では少し難しいですが、平均台は大人の補助や見守りがあれば1歳代でも十分楽しめます。
幼児期~小学校低学年、どのクラスにも平均台は取り入れていました!
低年齢から体幹、バランス感覚、集中力を鍛えたい方におすすめです。
ボール・フリスビー
何歳から | 1歳頃~ |
特徴 | 柔らかいボールなら怖くない |
身につく力 | 投げる、とる、などの基本動作 |
ボールをつかんだり、投げたりすることは、今後のボール遊びの基礎になります。ボール運動は苦手意識がある方もおられると思いますが、小さい時からボールに親しんで遊ぶことで、苦手意識を持つことを少なくできます。
ボールは当たって痛い=怖いに繋がることが多いです。まずは柔らかい素材の物を選ぶといいかなと思います。
ボーネルンドのボールやフリスビーはとても柔らかいので、当たっても痛くありません。フリスビーは柔らかいながらも良く跳ぶので、我が家の姉妹もお気に入り。初めての投げる遊びにおすすめです。
運動神経を伸ばす方法は?
少し小難しい話をします。気軽に読み飛ばしながら、読み進めて頂けたら嬉しいです。
運動神経とは、脳からの指令を速く正確に体で表現する神経伝達です。
例えば、「投げる」という動きをするためには、
脳から指令が出る→神経細胞を介して→脊髄、末梢神経、筋肉へと信号を伝えていきます。
この回路が運動神経と呼ばれるものです。この物を「投げる」という行為の回路は、「投げる」経験を重ねることで作られていきます。
スキャモンの発達曲線という有名な神経の発達度合いのグラフがあります。
神経系の発達は5歳ごろまでに約80%、12歳までにほぼ100%となります(12歳以降全く伸びないわけではありません)
ゴールデンエイジという、一生に一度だけ訪れる「運動神経が伸びる黄金期」があり、大体6歳頃~12歳頃に訪れると言われています。
ゴールデンエイジの前にプレゴールデンエイジという「神経系の発達が著しく伸びる時期」が大体3歳~6歳に訪れます。プレゴールデンエイジの時期にいかに運動経験をするかによって、ゴールデンエイジの運動神経の伸び具合に差が出てきます。
でも、プレゴールデンエイジの3歳頃になったから、いきなり運動しようと思ってもなかなかうまくいきません。1、2歳~体を動かすことは楽しいことという経験があれば、3歳頃~のプレゴールデンエイジにもスムーズに運動ができます。
小さいうちから遊びを通して、「体を動かすことが楽しい」と知ることができれば大成功!!
文部科学省の幼児期運動指針の中に「幼児期に身につけておきたい36の動き」があります。幼児期に多くの動きを経験し、脳の神経の伝達回路をたくさん作ってあげることで、将来色々な運動にチャレンジできるようになります。
幼児期にたくさん運動をして、運動能力を伸ばしたい!サッカー選手になってほしいから、サッカーばかり練習する!というのは注意が必要です。
幼児の場合は、自発的に様々な遊びを体験し、多様な動きが獲得できるように
することが大切です。ですから、幼児期において動きを身に付けていくにあたっては、
トレーニングのように特定の動きばかりを繰り返したり、運動の頻度や強度が高過ぎ、
特定の部位にストレスが加わるけがにつながったりしないよう注意が必要です。遊びが
楽しく、自ら様々な遊びを求めるようになれば、遊びもさらに広がり、一層、多様に動
きを獲得できるようになります
引用:文部科学省 幼児期運動指針ガイドブック
簡単にまとめると、いろんな動きを楽しく遊びながらやろう!ということです。
運動経験を積むために一番いい方法は、身近に体を動かせる環境があることです。
毎日公園に行く、外で遊ぶ、ことができる方は、屋外で思いっきり体を動かして遊ぶのが一番です。
でも、最近は異常気象や感染症など、思うように外で遊べないこともありますよね。そんな時、室内に体を動かせるものがあれば、いつでも気軽に遊びながら、運動神経を伸ばせますよ。
運動神経を伸ばすおもちゃでたくさん遊ぼう!
運動神経を伸ばすおもちゃは以下です。
どれがいいかな?
体を動かす系のおもちゃは場所をとるから、買うのを迷うな~
室内遊具は、普通のおもちゃに比べて、大きいし、価格もお高めなので、購入するのを迷う方もおられると思います。
そんな方におすすめなのがレンタル
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